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2026/07/09 22:25

ロゴで主張しないのに、ひと目でそれと分かる。スウェーデン・ストックホルム発のアワーレガシー(Our Legacy)は、誰もが知る定番服を独自の生地とカットで作り直すという静かなアプローチで、世界中のセレクトショップが競って扱うブランドへと成長しました。2024年にはLVMHグループの投資部門による出資も発表され、その存在感はいまがまさに上り調子。この記事では、ブランドの歩みと代表作、そして購入前にいちばん気になる「サイズ感」まで、古着屋の視点でまとめました。


アワーレガシー(Our Legacy)とは

アワーレガシーは、2005年にスウェーデンのストックホルムで生まれたブランドです。原点は、ヨックム・ハリンとクリストファー・ニーイングが始めたグラフィックTシャツのプロジェクト。そこにリシャルドス・クラレーンが加わり、3人体制でブランドを育ててきました。2007年にはパリで初のコレクションを発表し、国際的な評価を獲得していきます。

ブランドの芯にあるのは、「見慣れたワードローブの定番を、独自開発のファブリックと現代的なシルエットで作り直す」という哲学。大きなロゴやグラフィックに頼らず、生地の表情と型の完成度で勝負する——その姿勢が、装飾過多なストリートの流れに疲れた大人たちの支持を集めました。


3人の創業者とブランドの歩み

デザインを牽引するのはクリストファー・ニーイング、ビジネス面を支えるのがヨックム・ハリンとリシャルドス・クラレーンという役割分担で、ブランドは一貫して独立資本のまま歩んできました。

その成長は近年とりわけ目覚ましく、売上は2021年の約800万ユーロから、2024年6月期には約4,000万ユーロへと急拡大。2024年10月には、LVMHグループの投資部門「LVMH Luxury Ventures」による少数出資が発表されました。同部門の出資は2022年のアイメ レオン ドレに続くもので、「次に来るメンズブランド」への投資として大きな話題を呼びました。この資金をもとに、パリ、ニューヨーク、そして東京への旗艦店出店が計画されていると報じられています。日本でさらに身近なブランドになる日は、そう遠くないかもしれません。


ライン構成——メインラインとWORK SHOP

古着でアワーレガシーを探すときに知っておきたいのが、ラインの構成です。

 ・メインライン:シーズンごとのコレクション。ブランドの核となるシャツ、デニム、レザー、ニットなどを展開します。

 ・WORK SHOP(ワークショップ):2016年にスタートした循環型のプラットフォーム。デッドストックの生地やサンプル、過去のアーカイブを社内のアトリエでリメイク・アップサイクルし、CRAFT・RECYCLE・UPCYCLEといったカテゴリで一点物に近いアイテムを生み出しています。

 ・コラボレーション:WORK SHOPを窓口に、ステューシーやサティスファイなど他ブランドとの協業も多数。コラボ品は古着市場でも人気が高い領域です。

WORK SHOPのアイテムはタグにその旨の表記があるため、古着で見かけたらまずタグを確認してみてください。


代表的なアイテム

 ・Borrowed Shirt(ボロウドシャツ):「借り物」の名前どおり、意図的に大きく仕立てられたオーバーサイズシャツ。毎シーズン新しい色柄で作り続けられる、ブランドの代名詞です。

 ・Third Cut(サードカット)ジーンズ:ゆったりとしたワイドストレートのデニム。シーズンごとに独自のウォッシュ加工や色落ちのバリエーションが作られ、デニム好きからの評価も高い型です。

 ・Camion Boot(カミオンブーツ):ボリュームのあるレザーブーツ。ミニマルな服に重心を与える足元として定番化しました。

 ・変化球の素材使い:キュプラの光沢、スエード、総柄プリントなど、「定番の型×ひとひねりある素材」こそがアワーレガシーの真骨頂です。

Sereneでも、総柄が印象的なチェックシャツ(SS15)や、デニム素材のスリングバッグなどをお取り扱いしています。


サイズ感——EU表記の読み方と型ごとのフィット感

アワーレガシーのサイズは、44・46・48・50・52というヨーロッパ表記です。目安としては、44がXS相当、46がS、48がM、50がL、52がXLと読み替えると分かりやすいでしょう。

ただし注意したいのは、型によって設計がまったく違うこと。基本は表記どおりのサイズ感ですが、Borrowed Shirtのように意図的にオーバーサイズに作られた型もあれば、デニムジャケットのように短丈でボクシーな型、Camion Bootのようにやや幅広に作られたシューズもあります。なお、シューズはメンズのEU表記のため、女性が履く場合はワンサイズ下を選ぶのが公式の推奨です。

「いつものサイズで買ったら思ったより大きかった/小さかった」が起きやすいブランドなので、サイズ表記だけで判断せず、肩幅・身幅・着丈などの実寸で確認するのが確実です。特に古着では手放された理由がサイズ違いということも多いもの。Sereneでは各商品ページにすべて実寸を記載しています。


古着・中古で買う魅力

アワーレガシーの現行品は、シャツで5万円前後、アウターでは10万円を超えるものも珍しくありません。古着・中古なら、その半分以下の価格で手に取れることも多く、まず一着試したい方には現実的な選択肢です。

もうひとつの魅力はアーカイブ性。独自開発の生地や柄はそのシーズン限りのものが多く、過去シーズンのアイテムは「同じものが二度と手に入らない」一点物としての価値を持ちます。ブランド自身がWORK SHOPでアーカイブの再生に取り組んでいることからも、過去の服を大切にする思想が伝わってきます。


素材のお手入れについて

 ・スエード:着用後にブラッシングでほこりを落とし、水濡れを避けて保管を。雨の日の着用は控えるのが無難です。

 ・キュプラ:光沢が美しい反面、摩擦や引っかけに弱いデリケートな素材。基本はドライクリーニングをおすすめします。

 ・コットン・デニム:洗濯表示に従い、裏返してネットに入れて洗えば風合いが長持ちします。

凝った素材が多いブランドだからこそ、素材ごとの扱いを少し意識するだけで、一着との付き合いはぐっと長くなります。


Serene(セリーン)のアワーレガシー

古着屋Serene(セリーン)では、状態の良いアワーレガシーの古着を、店主が一点ずつ選んでセレクトしています。実寸とコンディションはすべて商品ページに記載していますので、安心してお選びください。

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